ナイキはローリー・マキロイ選手が世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」から着用を開始した「Nike Lunar Control Vapor」(ナイキ ルナ コントロール ヴェイパー)を2016年12月上旬から発売することを発表した。
今年の8月中旬に、ローリー・マキロイ選手はサポートするチームとともに5日間バハマに滞在し、ドライビングレンジ、ウェイトトレーニングルーム、オンコースで集中的にトレーニングを行っていた。その努力は報われ、9月上旬に開催されたプレーオフ第2戦『ドイツバンク選手権』で逆転優勝し、最終戦の『ツアー選手権』でもプレーオフの末優勝。2016年シーズンのフェデックスカップのポイントレースでも逆転して年間王者となった。その8月中旬のトレーニングの際にローリー・マキロイ選手は新構造の固定式アウトソールNIKE AIT(Articulated Integrated Traction(アーティキュレーテッド・インテグレーテッド・トラクション))を採用した新しいゴルフシューズ「Nike Lunar Control Vapor(ナイキ ルナ コントロール ヴェイパー)」の最終テストも極秘に行っていた。
ローリー・マキロイ選手は、このニューモデルをドライビングレンジで初めて試履した後のハーフラウンドで、厳しい傾斜やバンカーなど悪条件のライからたくさんのボールを打ち、シューズの性能を徹底的に試してみて、「覚えている限り、僕は常にスパイクのついたシューズでゴルフをしており、2年前までそのスパイクは金属製だった。だがこの革新的なソールを搭載したシューズは地面を蹴り出せる優れた安定感があり、さらにティショットでも満足ができる飛距離が出せた。このモデルは、常に現状に満足せず進化を求めるナイキだからこそ開発できた、新次元のゴルフシューズだと思うよ。」とコメントしている。
「Nike Lunar Control Vapor」外観
「Nike Lunar Control Vapor」カラーバリエーション
ホワイト
ブラック×ホワイト
ブラック
オレンジ
「Nike Lunar Control Vapor」特長
スノーモービルからヒントを得た新ソール
スノーモービルのトレッド(キャタピラー部分)からヒントを得て開発した新ソールは、今年7月に発表した「ナイキ フライニット エリート」から採用していたもの。ソールの踵部と前足部を独立した構造にすることで、スイング時の動きに合わせて体がよりスムーズに回転するように設計されている。また、TPUを採用した歯の様なしっかりとしたソールの凹凸が接地面積を増やしスイング時に重心が踵から爪先にシフトする際に高いグリップ力を発揮する。
ナイキ ゴルフ フットウエアVPのジェントリー・ハンフリーは、「最初からこのソールは、アスリートたちが最高水準のパフォーマンスを実現できることを目標として開発を進めました。NIKE AIT(Articulated Integrated Traction<アーティキュレーテッド・インテグレーテッド・トラクション>)は、どんなライでも最高のグリップ力をもたらし、ソールにかかる圧力を分散させるので、足裏全体で地面を感じることができるのです。さらに、アウトソールに交換式スパイクをねじ込む部分を付ける必要がないので、ミッドソールに衝撃吸収材を増やすことができるので、今までにない高いクショニング性能をもたらすことができたのです。バンカーで必要なグリップ力と、グリーンを傷めない優しさの両方を併せ持ったゴルフシューズです。」とコメントしている。
低反発のクッショニングを実現
ミッドソールに軽量で低反発のクッショニングを実現するルナロンをフルレングスで搭載。
密着感とサポート力
足裏から中足部を360°包み込むナイキフライワイヤーにより足とシューズとの密着感とサポート力を高めています。アッパーに用いた軽量のプレミアムマイクロファイバーは防水性に優れており、常にシューズ内をドライな状態に保ちます。2年間防水保証。
「Nike Lunar Control Vapor」発売日について
ロリー・マキロイ選手は先日行われ、松山英樹選手が優勝を果たした世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」で「Nike Lunar Control Vapor」を着用しており、4位タイ入った。
「Nike Lunar Control Vapor」の一般販売はメンズとウィメンズ共に、先行してアメリカで11月末に発売となり、日本では12月上旬に発売予定となっている。
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