キャロウェイのドライバーを使用！米国男子PGAツアー世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」優勝松山英樹選手セッティング情報!!

米国男子PGAツアー、世界ゴルフ選手権（World Golf Championships）シーズン初戦の「HSBCチャンピオンズ」が10月27日~30日に中国・上海のシーシャン・インターナショナルGCにて行われ、松山英樹選手が通算23アンダーでアジア人選手初となる同選手権制覇を果たした。

世界ゴルフ選手権（World Golf Championships）とは

松山英樹選手がアジア人選手で初制覇した世界ゴルフ選手権（WGC）とは、米国男子PGAツアーの中で、世界の4大メジャー大会（マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権）に次ぐ規模の大会として年間4試合行われる大会のことで、準メジャー大会とも呼ばれている。そのため、米国男子PGAツアーで争っているポイント、フェデックスポイントも通常のトーナメントよりも多くもらえる。1999年から開始されたこの大会は、大会名や開催地など変更はあったものの、松山英樹選手が優勝するまで、アジア人が優勝したことは無かった。（2002年に当時世界ゴルフ選手権に含まれていたワールドカップで、丸山茂樹選手&伊沢利光選手が優勝しているが、個人のストロークプレーによる優勝は松山英樹選手が初。）

世界ゴルフ選手権大会一覧

「WGCキャデラック選手権」（毎年3月／個人戦ストロークプレー）

「WGCデル・マッチプレー」（毎年5月／マッチプレーによるトーナメント方式）

「WGCブリヂストン招待選手権」（毎年8月／個人戦ストロークプレー）

「WGC-HSBCチャンピオンズ」（毎年11月／個人戦ストロークプレー）

ドライバーはキャロウェイを使用

2位に7打差をつけて圧勝した松山英樹選手だが、ここ最近ドライバーをいくつも試しており、悩まされ続けている。米国男子PGAツアーでの過去2勝はスリクソンの「ZR-30」を使用しての優勝したが、6月30日から7月3日に行われた世界ゴルフ選手権第3戦の「ブリヂストン招待」から2016年9月10日に発売されたスリクソンの「Z565ドライバー」を投入した。しかしその「ブリヂストン招待」で42位タイとなり、直後のメジャー「全英オープン」では再び「ZR-30」に戻したものの予選落ち。その後も調子は上がってこなかった。このころ、アイアンもPGAツアーで過去2勝をあげたスリクソンの「Z945」からNEWモデルのスリクソン「Z765」に変更したこともあり、ドライバー、アイアン共に微妙に狂いが生じて調子を落としたものと思える。その後試行錯誤を繰り返し、先日優勝した「日本オープンゴルフ選手権」ではアイアンは最新モデルの「Z765」を使用していたものの、結局ドライバーは「ZR-30」のままであった。

そして今大会では、キャロウェイの「グレートビッグバーサドライバー」を使用。先週行われ、２位で終えた前週の「CIMBクラシック」から使用を始め、シャフトは「日本オープンゴルフ選手権」と同じ「グラファイトデザインツアーAD DI -8　TX」を挿入している。優勝後び記者会見では中国人記者からドライバーについて質問されたが、契約しているスリクソンのドライバーではなかったため、「ここでは答えづらい」と応対した。また、ラウンド中もスリクソンに配慮し、キャロウェイのロゴを黒く塗りつぶしていた。

キャロウェイのロゴが黒く塗りつぶされたドライバーを使用する松山英樹選手