米国女子LPGAツアー、メジャー最終戦「エビアン選手権」が9月15日から18日に、フランスのエビアンリゾート・ゴルフクラブ行われ、田仁智(チョン・インジ)選手(韓国)が2回目のメジャー制覇を果たした。
22歳のチョン・インジ選手は、この日スコアを2ストロークを伸ばすと、初日から一度も首位を譲らず、メジャー史上最少の通算21アンダーで完全優勝を果たした。この数字は、女子ではこれまでの記録を二つ上回るスコアになる。男子を加えても、2015年にジェイソン・デイ選手(オーストラリア)が全米プロゴルフ選手権で、2016年にヘンリク・ステンソン選手(スウェーデン)が全英オープンで出したスコアを一つ上回っている。
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田仁智はこれが2015年の全米女子オープンに次ぐ米国ツアー2勝目で、ツアー最初の2勝がどちらもメジャーというのは、同じ韓国の名選手で、同国の女子ゴルフブームの火付け役でもあるパク・セリさんに並ぶ偉業となった。
世界ランキング1位の前回女王リディア・コー選手(ニュージーランド)は、4月の「ANAインスピレーション」に続くメジャー制覇を狙ったが、最終日にスコアを二つ落とし、通算2オーバーで40位圏内に届かなかった。それでもメジャー全5戦の総合成績が最も優れている選手に贈られる「ロレックス・アニカ・メジャーアワード」を受賞している。
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日本人では野村敏京選手が通算9アンダーの単独8位に入った。